| 耐食性: |
優れた保護皮膜と電気化学的犠牲防食作用により優れた防錆層を作り、 鉄を腐食から保護する。 |
| 経済性: |
長期間にわたって防食効果があり、メンテナンスフリーなので 最も経済的に長期防食ができる。 |
| 密着性: |
地金と亜鉛の合金反応による密着の為、衝撃や摩擦によって剥離することがない。 さらに形状に係わらず均一にめっきができる。 |
[亜鉛めっきの保護皮膜]
| 亜鉛の場合 | 鉄の場合 | |
|---|---|---|
| 錆の生成後 |
|
|
| 緻密なさびの薄膜が保護皮膜となる | 粗目錆が進行する |
[亜鉛めっきの犠牲防食作用]
| 亜鉛めっき | 塗装 | |
|---|---|---|
| キズの発生 |
|
|
| 腐食の進行 |
|
|
| 亜鉛の犠牲防食作用により鉄は腐食されない | 粗い鉄さびにより塗膜が大きく破れ腐食が進行する |
[環境別の亜鉛腐食速度]
| 暴露試験地域 |
腐食速度 (g/㎡/年) |
平均 (g/㎡/年) |
|---|---|---|
| 重工業地帯 | 32〜35 | 34 |
| 都市地帯 | 12〜18 | 15 |
| 海岸地帯 | 11〜14 | 13 |
| 田園地帯 | 8〜12 | 10 |
| 山間地帯 | 3〜 8 | 6 |
| 乾燥地帯 | 2〜 5 | 4 |
■溶融亜鉛めっきの企画(JIS H 8641)
| 種類 | 記号 |
付着量 (g/㎡) |
硫酸銅 試験回数 |
適用例(参考) |
|---|---|---|---|---|
| 1種A | HDZ A | ー | 4回 | 厚さ5㎜以下の鋼材・鋼製品、鋼管類、直径12㎜以上のボルト・ナット及び厚さ2.3㎜を超える座金類 |
| 1種B | HDZ B | ー | 5回 | 厚さ5㎜を超える鋼材・鋼製品、鋼管類及び鋳鍛造品類 |
| 2種35 | HDZ 35 | 350以上 | ー | 厚さ1㎜以上2㎜以下の鋼材・鋼製品、径12㎜以上のボルト・ナット及び厚さ2.3㎜を超える座金類 |
| 2種40 | HDZ 40 | 400以上 | ー |
厚さ2㎜を超え3㎜以下の鋼材・鋼製品 及び鋳鍛造品類 |
| 2種45 | HDZ 45 | 450以上 | ー |
厚さ3㎜を超え5㎜以下の鋼材・鋼製品 及び鋳鍛造品類 |
| 2種50 | HDZ 50 | 500以上 | ー |
厚さ5㎜を超える鋼材・鋼製品 及び鋳鍛造品類 |
| 2種55 | HDZ 55 | 550以上 | ー |
過酷な腐食環境下で使用される鋼材・鋼製品 及び鋳鍛造品類 |
【備考】
1.HDZ55のめっきを要求するものは、素材の厚さ6mm以上であることが望ましい。素材の厚さが6mm未満のものに適用する場合は、事前に受渡当事者間の協定による。
2.表中、適用例の欄で示す厚さ及び直径は、呼称寸法による。
3.過酷な腐食環境は、海塩粒子濃度の高い海岸、凍結防止剤の散布される地域などをいう。
[亜鉛めっきの推定耐用年数]
|
\めっき付着量 暴露環境 |
400 g/m 2 | 500 g/m 2 | 600 g/m 2 | 600 g/m 2 (やけ) | ||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
|
腐食量 g/㎡/年 |
耐用年数 年 |
腐食量 g/㎡/年 |
耐用年数 年 |
腐食量 g/㎡/年 |
耐用年数 年 |
腐食量 g/㎡/年 |
耐用年数 年 |
|
| 重工業地帯 | 40.1 | 9 | 40.6 | 11 | 40.1 | 13 | 18.1 | 30 |
| 海岸地帯 | 10.8 | 33 | 10.9 | 41 | 10.8 | 50 | 11.5 | 47 |
| 郊外地帯 | 5.4 | 67 | 5.2 | 86 | 5.2 | 104 | 5.2 | 104 |
| 都市地帯 | 17.5 | 21 | 17.7 | 26 | 17.7 | 30 | 17.5 | 31 |
【備考】
1.上記の数値は社団法人「日本溶融亜鉛鍍金協会」による10年間(昭和39年~昭和49年)の大気暴露試験結果から計算した。
2.暴露地は
|
重工業地帯 |
横浜市鶴見工業高校 |
|
海岸地帯 |
伊良湖岬測候所 |
|
郊外地帯 |
奈良気象台 |
|
都市地帯 |
東京大学工学部 |
3.推定耐用年数はめっき皮膜の90%までの期間とした。
